ロマーノ特製、焼きたてのケーキをどうぞ。
ロマーノのケーキは、すべて手作り、無添加。素材のもつ味や風味をそのままいかし、ケーキ作りの工程をすべて店内で行います。素材(おもに果物)は、長野県小布施産にこだわっています。小布施の土壌は、火山によって培われた酸性の土壌で豊穣な果物をもたらします。
栗、りんご、巨峰、桃、洋梨、あんず、ソルダム、プルーン、チェリー、ブルーベリーなど、どれをとっても味は他の産地のものとは一味ちがいます。小布施の味の主張がそれぞれの果物にあります。ひとつひとつの素材の吟味も、ロマーノのこだわりです。
吟味をかさねた素材から作られた焼きたてのケーキ、コーヒーと一緒にいかが。
♣ カフェ・ロマーノのメニューをどうぞ。
◎カフェ・ロマーノ、19周年。(トップ)
◎最後の一滴までおいしい、コーヒーと紅茶。
◎思わず微笑む、デザートとジャムはいかが。
日本の秋のおすすめ。
小布施栗のモンブラン。
いまだ完成しない、究極のモンブラン。
「ロマーノといえばモンブラン」といわれるほど、いまやロマーノの代名詞ともなっている小布施栗のモンブラン。たしかな舌で厳選された素材から、さらにその先を目指す職人の感性と工夫と技が、このかたちと味を生みました。
素材の栗は、室町時代より和栗の名産地として知られる小布施町の栗。ロマーノでモンブランをメニューに加えたのがおよそ十年前、七年前に小布施栗と出会い、小布施栗のモンブランとなりました。
モンブランの台座は三時間かけてオーブンで焼き上げるメレンゲ。和栗の独特の渋みをひきだしたペースト。日本人の味覚の甘味は、ただ甘さだけではなく、そこにほんのり渋みも漂います。ロマーノで利用する栗は、時季により早生の丹沢、筑波、栗の王様・銀寄と変わっていきます。それぞれの栗の最高の味をひきだします。もちろんペーストは注文をいただいてから巻きます。作り立てのモンブランをどうぞ召し上がれ。
日本では栗が秋を連れてきます。また、栗という字は西の木と書くことから、わが国では西方浄土にゆかりのある木ともされてきました。
◎行く秋や手をひろげたる栗のいが(芭蕉)
◎月よみの光を待ちて帰りませ山路は栗のいがの多きに(良寛)。
カフェ・ロマーノの小布施栗のモンブランは、いまだ完成しない究極のモンブランです。去年モンブランを食べ、今年も食べる。するとさらに発見が。小布施栗のモンブランにはたくさんの秘密がしまわれています。
そんなモンブランは、昨年NHKの『美の壷』でも紹介されました。
◎NHK 鑑賞マニュアル『美の壷』file257「モンブラン」
http://www.nhk.or.jp/tsubo/program/file257.html
(2012年11月14日放送、2013年11月10日23:00より、NHK Eテレにて再放送)
さあ、今年もモンブランの季節がやってまいりました。カフェ・ロマーノへようこそ。
小布施栗との出会い、そしてモンブラン。
私の田舎は、新潟県の新井という町です。あるとき親戚の集まりで妙高山の温泉、つばめ温泉へ行った帰り道、たまたま小布施の町に立ち寄りました。小布施の町は主に観光バスなどが停まる駐車場が街の中心で、そこには葛飾北斎館や和菓子の有名店が軒を連ねています。その片隅で、農家の人達が自分で作ったりんごや野菜などの農産物を販売していました。
ふいに栗、小布施栗が目にとまりました。 今まで見たことの無いほど大きく、色艶の良い立派な栗。その栗に一目惚れ、そしてそれが創作意欲を掻き立てる栗に。その場で10kgほど持ち帰り、店ですぐ茹でてみました。今までにない素晴らしい栗でした。甘み、香り、コク、ホクホクとした実、全てに感激! モンブランにしてみて食べてまた感激! それがいまのカフェ・ロマーノの『小布施栗のモンブラン』につながっています。
私の父が「小布施に寄ろう」と言った言葉からうまれた小布施栗のモンブラン。晩年の円熟した北斎が、小布施に寄るたびにこの栗を食べながら筆を走らせている姿が目に浮かびます。
それ以来、小布施の農家の方々とのお付き合いがつづいています。いまや小布施あってのカフェ・ロマーノです。小布施栗との出会いが、多くの方々とのご縁をもたらしてくれた事にただ感謝いたします。
小布施栗のおいしさを存分に引きだした、創意にみちたモンブラン。ぜひ鎌倉のカフェ・ロマーノで。(店主敬白)
りんごのタルトの誕生夜話。
長野県小布施産のりんごを使ったりんごのタルトは、いまではすっかり定番。りんごのタルトを作るきっかけになったのは、「洋ナシのタルトがなくなってしまうなら何か洋ナシに変わるフルーツで同じ様なタルトを作ってくれない?」というお客さまの声がきっかけ。
りんごは小布施産、平松フルーツ農園から送られて来ます。りんごの中でもこのタルトに向いているのが、秋映え、あいかの香り、サンフジ、ふじ、の品種で、果肉のしっかりした物を使う様にしています。
りんごはコンポートし、コクのある生地は重い味ですが、りんごの酸味、甘味、水分がタルトのもっちりとした食感をつくり食べやすくします。ケーキ皿の上に盛り付ける時には一緒にバニラアイスとカラメルソースを添えて。カラメルソースの甘さと苦味が美味しさを浮彫りにします。でもやっぱり、最高のりんごを使わないと。作る人の想いの詰まった最高のりんごを。
いまやロマーノの定番となったりんごのタルトですが、ぜひ一度ご賞味あれ。
ロマーノ特製、苺のレアチーズタルト。
さくさくの手作りタルトにヨーグルト風味のレアチーズ。そこに、ちょっと濃厚で口溶けのよいミルキーな生クリーム、鮮度抜群の苺とキウイフルーツがのっています。さっぱりとしたタルトなので苺との相性がとてもよく、ヨーグルトをまぜることにより、よく見かけるレアチーズとは一風ちがう、ロマーノだけのレアーチーズの出来上がり。
ただ濃厚なレアチーズだけでは食べても飽きてしまいますが、このレアチーズは何個でも食べられるくらい爽やかな味わい。決めてとなるのはやはり苺。
苺は小布施のいちご屋さん、ベリファームの中村さんの苺。この苺の鮮度が抜群。手に乗せれば、一粒一粒大切に扱われている愛情が伝わってきます。そこにはただ甘いばかりの苺ではなく、香り、かたさ、マイルドな酸味など、苺本来の深い味わいと絶妙な味のバランスがあります。
男性にだって人気。レアチーズ嫌いでも食べられるタルトがこれ。ほら、ひとくち食べたら思わず笑みが。
天をめざす、苺のミルフィーユ。
ロマーノのミルフィーユは、なんといっても四日間かけて折りこむパイ生地が主役。サクサクのパイ生地に炊きたてのカスタードクリーム、長野県小布施産の苺、バナナをサンドして仕上げます。
はじめて見る人はみなびっくりします。天にとどけとばかり積みあげられるパイ、いったいどこから食べていいのやら。ロマーノのミルフィーユはぜひ手でパイ生地をつかんでバリバリと食べてください。おいしく食べるのに遠慮は無用。気にしない、気にしない。
ロマーノのミルフィーユの他にはない「サクサク」は、このかたちにも秘密があります。幾層にも重なりあうパイの「サクサク」を最大限にひきだすため、パイもふっくら仕上げています。そしておいしい苺やバナナ、カスタードクリームでてにねいに高く、高く積みあげていきます。きっと一度見たら忘れられない、一度食べたら忘れられない。そんなミルフィーユができました。
およそ二百年ほど前、ミルフィーユは天才宮廷料理人のアントナン・カレームによって作られたともいわれています。カレームはフランス料理からお菓子にいたるまで、その基本をたったひとりで作り上げました。そんなカレームさんにこのミルフィーユを食べさせてあげたい。ミルフィーユはまだまだおいしくなりますよ、カレームさん。
「ほら、おいしいよ」とお母さんがこどもにだすご褒美のお菓子。それがロマーノのミルフィーユです。誰もがこどもになれるミルフィーユ、さあこどもになってバリバリと手づかみでどうぞ。
サクサクささやく、ミルフィーユ。できました。
思わず顔をよせあう、ロマーノのクリスマス・ケーキ。
大切な人と一緒に食べてほしい、ロマーノのクリスマス・ケーキ。一晩で雪の積もったクリスマス・ツリーをイメージしたフルーツケーキです。箱から取り出すと、食卓のまんなかにクリスマス・ツリーが。思わずあがる喜びの歓声。クリスマスの主役の登場です。
食卓を囲み、まずは苺、ブルーベリー、生クリームをフォークでつっつきながら食べます。するとあら不思議、大切な人、家族が自然に顔をよせあいます。
そして最後の一段になったら人数分にカットしてください。いちばん下にはヨーグルト風味のレアチーズ・タルトが。さっぱりとしているので、いくらでも食べられることうけあい。こころゆくまで幸せのひとときを。
幸せを箱につめた、ロマーノのクリスマス・ケーキをどうぞ。
ロマーノへ、ようこそ。
カフェ・ロマーノは古都鎌倉の小町通りにあるお店です。路地のような小さな階段をあがったところに入り口があります。一杯のコーヒーからケーキ、ジャムにいたるまで、そのひとつひとつにこめられた愛情を味わいに、ぜひおこしください。四季折々、最上のおもてなしをいたします。
〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町 2-7-35 小町ビル 2F
TEL & FAX 0467-24-7058
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